インフラ業界は転職の穴場?未経験者が注目したい「つくる」より「守る」仕事

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「将来も必要とされる仕事へ転職したい。でも、人気の業界は経験者ばかりで、自分には難しそう」


そんなとき、インフラ業界を候補に入れる方もいるのではないでしょうか。電気、ガス、水道、鉄道、道路など、生活に欠かせないものを支える業界には、安定した印象があります。一方で、具体的にどのような仕事があるのかは、あまり知られていません。


では、インフラ業界は本当に転職の「穴場」なのでしょうか?


先にお伝えすると、業界全体をひとまとめにして、簡単に入れて高収入を得られる穴場だと言うことはできません。ただし、道路や橋、工場・プラント設備を維持するメンテナンス分野は、社会に必要な仕事でありながら、一般には仕事内容が見えにくい領域です。


この記事では、「穴場」という言葉を、楽に働ける業界ではなく、まだ十分に知られていない転職先という意味で使います。インフラメンテナンスの仕事内容や将来性、求人を見るときの注意点まで、順番に見ていきましょう。




■インフラ業界には「つくる仕事」と「守る仕事」がある

インフラとは、暮らしや経済活動の土台となる設備や仕組みです。電気やガス、水道、通信、鉄道に加え、道路、橋梁、港湾、工場・プラント設備なども社会を動かすために欠かせません。


インフラに関わる仕事というと、新しい道路をつくったり、大きな建物を建てたりする姿を思い浮かべるかもしれません。しかし、完成した設備を安全に使い続けるための仕事もあります。


点検を行い、劣化した部分を補修する。配管や設備を洗浄し、本来の機能を保つ。古くなった塗膜やさびを除去し、次の施工につなげる。こうした「守る仕事」がインフラメンテナンスです。


新設工事のように完成した姿が目立つわけではありません。それでも、設備を長く使い続けるためには欠かせない役割を担っています。




■インフラメンテナンスが注目される理由


・建設後50年以上となる施設が増えている

高度経済成長期以降、日本では道路や橋、トンネルなど、多くの社会資本が整備されました。年月がたてば、どのような構造物にも点検や補修が必要になります。


国土交通省によると、建設後50年以上が経過する道路橋の割合は、2023年3月時点で約37%でした。2030年3月には約54%、2040年3月には約75%になる見込みです。トンネルや河川管理施設、港湾施設についても、同じように割合の上昇が予測されています。

参考:社会資本の老朽化の現状と将来



だからといって、すべてのメンテナンス会社の仕事や売上が必ず増えるわけではありません。公共予算、工事の発注時期、地域、企業の技術力などによって状況は変わります。ただ、既存のインフラを安全に使い続けるため、維持管理や更新の必要性が高まっていることは確かです。



・壊れてから直すだけではない

設備に不具合が出てから大規模な修繕を行うと、費用や工期が膨らむ場合があります。そのため、点検を通じて劣化を早めに見つけ、計画的に補修する「予防保全」が重視されています。国土交通省も、事後保全から予防保全への切り替えによって、将来の維持管理・更新費を抑える考え方を示しています。

参考:社会資本の現状と将来



事故や設備停止が起きる前に対応できるか?利用する人の安全を守りながら、設備を長く使えるか?インフラメンテナンスは、こうした課題に向き合う仕事です。



・担い手の確保が課題になっている

建設業では就業者の高齢化が進んでいます。厚生労働省と国土交通省の公表資料では、建設技能者のうち60歳以上が約4分の1を占める一方、29歳以下は約12%とされています。

参考:建設業の人材確保・育成に向けた取組を進めていきます


これは「若ければ誰でも採用される」という意味ではありません。安全に関わる仕事である以上、適性や勤務条件、資格の有無などは求人ごとに確認されます。それでも、将来を支える人材を育てる必要があることから、未経験者を対象に教育や資格取得支援を行う企業もあります。




■インフラ業界は本当に転職の穴場?

「穴場」と聞くと、応募者が少なく、簡単に入れて、すぐに高収入を得られる仕事を想像するかもしれません。しかし、インフラメンテナンスは決して楽な仕事ではありません。


屋外での作業、保護具を着用した作業、機械の取り扱い、長期出張などを伴うことがあります。現場によっては暑さや寒さへの対応も必要です。安全ルールを守り、周囲と連携しながら進めなければならないため、責任も軽くありません。


それでも「穴場」と表現できる面があるとすれば、仕事の重要性に比べて、具体的な内容が知られていないことです。


求人票に「インフラ整備」「設備メンテナンス」と書かれていても、実際にどのような機械を使い、何を補修するのか、想像しにくいのではないでしょうか?仕事内容を知らないまま候補から外している人にとっては、新しく知る価値のある分野です。




■当社が行うインフラメンテナンスの仕事

当社は茨城県神栖市を拠点に、道路、橋梁、船舶、工場・プラント設備などのメンテナンスを行っています。主に使用するのが、循環式ショットブラスト工法とウォータージェット工法です。


循環式ショットブラスト工法では、金属面に研削材を噴射し、塗膜やさびを除去します。使用した研削材を吸引・回収し、再利用できることも特徴の一つです。塗装前の下地処理にも使われます。


ウォータージェット工法は、超高圧水を用いる工法です。コンクリートの劣化部分を除去するはつり、表面処理、タンクや配管の塗膜剥離、設備洗浄などに活用しています。


どちらも、単に力を使って削ったり洗ったりする仕事ではありません。機械の特徴を理解し、対象物の状態を確認しながら、安全に作業を進める必要があります。一般にはなじみの薄い工法ですが、現場で経験を積むことで専門的な知識と技術を身につけられます。


専門工法を扱う仕事や、実際の応募条件を確認したい方は、まずは募集要項をご覧ください。

募集要項を見る




■未経験から求人を探すときの確認ポイント

インフラメンテナンスに興味を持ったら、求人票の給与だけで判断せず、次の内容まで確認してください。


まず見たいのは、仕事内容の具体性です。何をメンテナンスするのか?どのような機械や工法を使うのか?一日の流れはどうなっているのか?「現場作業」という言葉だけでは分からない部分を、会社の仕事紹介や面接で確かめましょう。


次に、教育制度と資格取得支援です。未経験者を募集していても、入社後の教え方は企業ごとに違います。先輩と一緒に作業する期間、会社が負担する講習費や受験料、独り立ちまでの目安を確認すると、働き始めたあとの姿を想像しやすくなります。


出張の有無も重要です。出張期間だけでなく、移動費や宿泊費、食費、手当、休日の扱いまで見てください。「全国で働けることを楽しめるか?」という本人の感覚も、会社選びを左右します。


残業と休日については、具体的な数字を確認しましょう。建設業には2024年4月から時間外労働の上限規制が適用されていますが、実際の勤務状況は企業や現場によって異なります。制度があることと、希望する働き方ができることは同じではありません。

参考:建設業・ドライバー・医師等の時間外労働の上限規制 (旧時間外労働の上限規制の適用猶予事業・業務)




■当社の働き方を検討するときに知ってほしいこと

当社では、現場作業員と施工管理を募集しています。現場作業員は、道路・橋梁や機械設備の補修、タンク・船舶などの塗膜剥離に携わり、ウォータージェット機器やショットブラスト機器を扱います。


現場は全国各地にあり、年間を通して出張先に滞在する期間が長い働き方です。募集要項では、移動費・宿泊費は会社が負担し、1日3,000円の出張手当を支給すると案内しています。資格取得支援も設けています。


出張が多いことは、収入や経験の面で魅力になる人がいる一方、生活スタイルに合わない人もいるでしょう。「高収入」という部分だけを見るのではなく、長期間家を離れる働き方に無理がないかまで考えてください。


給与、勤務時間、休日、応募条件などは変更される可能性があります。応募を検討する際は、当社サイトの最新の募集要項をご確認ください。


応募を決める前のご質問でも構いません。仕事内容や出張について気になる点があれば、お気軽にお問い合わせください。

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■まとめ|知らないまま候補から外すのは、もったいない

インフラ業界全体を、誰にとっても条件のよい「穴場」と断定することはできません。現場作業には身体的な負担があり、安全への責任もあります。出張や勤務環境が合わない人もいるでしょう。


一方で、道路や橋、工場設備などを守るメンテナンスの仕事は、社会に必要でありながら、具体的な内容が十分に知られていません。専門的な工法を学び、現場で技術を身につけたい人にとっては、見落とされがちな選択肢になり得ます。


あなたが仕事選びで大切にしたいのは何でしょうか?安定した需要でしょうか。専門技術でしょうか。それとも、全国の現場を経験できる働き方でしょうか。


興味を持った方は、まず仕事内容と募集要項を見比べてみてください。「知らなかった仕事」が、自分に合う新しい選択肢になるかもしれません。