産業洗浄の仕事を調べると、工場の配管やタンク、下水道など、さまざまな設備が出てきます。「水で汚れを落とす仕事」と考えると分かりやすそうですが、実際には洗浄する対象と方法によって、必要な知識が変わります。
当社が行う仕事の一つは、ウォータージェット工法による工場・プラントの配管内部洗浄です。神栖市では、通りが悪くなった配管の内部を洗浄した事例があります。産業洗浄という仕事の範囲を整理したうえで、この事例から分かる作業内容と、応募前に確認したい働き方を説明します。
産業洗浄は何をする仕事?
産業洗浄は、工場やプラントなどの設備、各種配管に付いたものを取り除く仕事です。設備を使うなかで配管の通りが悪くなるなど、洗浄が必要になる場面があります。建物の床や窓をきれいにする清掃とは、作業の対象も目的も異なります。
中央職業能力開発協会は、産業洗浄の対象として産業用設備や上下水道管などを挙げています。高圧洗浄作業に必要な技能には、付着物・堆積物の判定、洗浄方法の決定、準備、機器の調整や点検、安全衛生の知識も含まれます。水を噴射する場面だけが仕事のすべてではありません。
ただし、これは産業洗浄という職種全体の説明です。すべての会社が同じ設備を洗い、同じ方法を使うわけではありません。求人を見るときは「何を洗浄するのか」「どの方法を扱うのか」を分けて読むと、実際の仕事内容に近づけます。
高圧洗浄と化学洗浄はどう違う?
産業洗浄には、大きく分けて高圧水を使う方法と、薬剤を使う方法があります。高圧洗浄は、加圧した水をノズルから噴射し、その衝撃力を利用して洗浄する方法です。化学洗浄は、酸・アルカリや界面活性剤などを用いて汚れを除去します。方法が違えば、扱う機器や確認すべき危険も変わります。
当社の配管内部洗浄で確認できる方法は、超高圧水を使うウォータージェット工法です。事業内容では、工場の配管・チューブの内面洗浄を案内しています。一方、同じ工場・プラントの仕事でも、タンクや配管の古い塗膜を剥がす作業は、内部洗浄とは目的が異なります。「タンク」「配管」という対象物の名前が同じでも、内側を洗うのか、表面の塗膜を除去するのかを区別する必要があります。
仕事を比較する際は、まず洗浄する場所と対象を見てください。そのうえで、水圧を使うのか薬剤を使うのか、洗浄と塗膜剥離のどちらが目的なのかを確かめると、求人に書かれた技術名だけに頼らず仕事内容を判断できます。当社の確認済み事例は、高圧水による配管内部洗浄です。
配管の内部を洗った実際の現場を見たい方へ。
当社の配管内部洗浄はどんな現場で行う?
当社が公開している事例は、茨城県神栖市のプラント工事です。配管の通りが悪くなっていたため、ウォータージェット工法で配管の内部を洗浄しました。工場の設備を対象にした洗浄とは何かを考えるときに、作業する場所、洗浄する部分、使用した方法が分かる例です。
この事例で洗ったのは、配管の外側の塗装ではなく内部です。また、事例にあるのは「通りが悪くなった」という洗浄前の状態と、内部洗浄を行ったという施工内容です。具体的に何が詰まっていたか、どのノズルを使ったか、どれほど時間をかけたかまでを、事例から決めつけることはできません。
当社のウォータージェット工法は、配管内部洗浄だけの技術ではありません。事業内容には、コンクリートのはつりや塗膜の剥離も載っています。同じ高圧水を扱う場合でも、配管内を洗う仕事と橋脚のコンクリートを取り除く仕事では、対象物も作業の目的も違います。産業洗浄に興味がある方は、高圧水の機器を使うことに加え、何のためにどの部分を処理するのかを学ぶ仕事だと捉えてください。
なお、当社の現場作業員の募集は産業洗浄だけを担当する専任職ではありません。募集内容には道路・橋梁、機械設備などの補修・塗装作業も含まれています。プラントの洗浄に関心があっても、配属される現場の種類を一つに限定して考えないことが大切です。
作業員は何を覚え、安全面で何に注意する?
高圧洗浄作業では、洗浄する対象や付着物を把握し、方法を選び、機器を調整・点検する知識が求められます。これは産業洗浄の技能全般についての説明であり、当社の神栖市の事例で個々の作業員が行った手順を示すものではありません。少なくとも、家庭用の洗浄機を使う感覚のまま扱える仕事ではないと分かります。
とくに高圧水の直撃は重大なけがにつながります。厚生労働省は、高圧洗浄作業の安全対策を強化するため、安全衛生管理指針と安全対策マニュアルの活用、安全教育の実施を促しています。仕事に興味がある場合は、機器の操作方法だけでなく、現場での指示や作業範囲を守ることも含めて考える必要があります。
参照:厚生労働省「高圧洗浄作業における安全対策マニュアルについて」
当社は、各人の技能に合わせた研修と、会社負担による資格取得支援を案内しています。現場作業員の募集では、現場に応じてウォータージェット機器とショットブラスト機器を扱います。機器が変われば扱う対象や用途も変わるため、覚えることは一種類の洗浄方法にとどまりません。
現場作業の経験があれば経験年数を問わず、意欲がある完全未経験者も応募できます。ただし、入社直後の担当作業や、一人で機器を扱うまでの期間は一律に判断できません。応募時には、未経験者が最初にどの現場で何を学ぶか、安全に関する教育をどう受けるかを具体的に確認するとよいでしょう。
出張を含め、自分に合う仕事かどう判断する?
産業洗浄の仕事を調べて当社に興味を持った方は、洗浄技術だけでなく、現場作業員の募集範囲も確認してください。道路・橋梁、機械設備などの補修・塗装を含むため、「工場の配管洗浄だけを続けたい」という希望とは異なる場合があります。現場によって扱う対象と使う機器が変わることを、学びたい仕事の広さとして捉えられるかが一つの判断材料です。
もう一つ大きいのが出張です。当社は茨城県神栖市を拠点に全国の現場で仕事をしており、現場作業員の募集要項では、年間合計8か月以上を出張先で過ごすことを目安としています。働き方の案内では、1回の出張が1か月から最長半年程度になることも示しています。住まいを離れる期間が長いため、生活との両立を考えておきたい条件です。
出張先への移動費・宿泊費は会社が負担し、滞在中には1日3,000円の出張手当があります。ただし、手当の有無だけで長期出張が合うかは決まりません。家族との時間や地元での生活を重視する方は、出張の長さや帰省、休日の過ごし方を応募時に確認してください。
募集要項にある勤務時間は8時から17時までで、実働7時間30分、休憩1時間30分です。基本的に残業はなく、発生しても月10〜20時間以内と案内しています。休日は隔週休2日制が基本で、土日休みの現場も多いという記載です。実際に担当する現場の条件と合わせて判断してください。
配管内部を高圧水で洗う技術に興味があり、橋や道路なども含む現場で仕事を覚えたい方には、検討する余地があります。応募前には、仕事内容の幅、未経験者の教育、出張と勤務条件を募集要項で確かめてください。
現在の募集条件と応募方法を確認したい方へ。

