インフラ整備と聞いて、どのような仕事を思い浮かべるでしょうか。
道路を新しくつくる、地面を掘る、重い資材を運ぶといった姿を想像する方もいるかもしれません。
しかし、インフラに関わる仕事は、新しくつくることだけではありません。すでにある道路や橋、工場設備などを補修し、安全に使い続けられる状態へ整える仕事もあります。
超高圧関東株式会社では、循環式ショットブラスト工法とウォータージェット工法を使い、道路・橋・工場・船舶などのメンテナンスを行っています。
同じ機器を使う場合でも、道路の白線を消す作業と、橋脚のコンクリートを除去する作業、工場の配管を洗浄する作業では、対象物も作業目的も異なります。
今回は、当社のインフラ整備士がどのような現場で、何を行っているのかをご紹介します。
■インフラ整備士は今ある設備を安全に使い続けるための仕事
道路や橋、工場設備などは、完成したら終わりではありません。
長く使用するなかで、コンクリートの劣化、金属部分の錆、塗膜の剥がれ、配管内部への汚れの付着などが発生します。
国土交通省によると、高度経済成長期以降に整備された道路橋、トンネル、河川、下水道、港湾などでは、建設後50年以上経過する施設の割合が今後加速度的に高くなるとされています。
ただし、実際の劣化状況は建設年だけで決まるものではなく、立地環境やこれまでの維持管理状況によっても異なります。
そのため、対象物の状態に応じて、傷んだ部分を取り除いたり、塗り替えの準備をしたり、設備内部を洗浄したりする必要があります。
当社の仕事は、こうした補修や再生の前段階を支えることです。
古い塗膜や錆を除去する、コンクリートの劣化部分を取り除く、塗装が密着しやすい下地をつくる。目立ちにくい工程もありますが、インフラを安全に使い続けるためには欠かせません。
■さまざまな現場を支える2つの専門工法

・循環式ショットブラスト工法
循環式ショットブラスト工法は、金属表面に研削材を高速で噴射し、塗膜や錆を除去する工法です。
橋桁やガードレール、タンクなどの金属部分は、長期間使用することで錆や塗膜の劣化が発生します。
塗り替える場合も、古い塗膜や錆の上からそのまま塗装するのではなく、最初に表面を整えなければなりません。
循環式ショットブラスト工法では、塗膜や錆を除去すると同時に、金属面を決められた粗さへ調整します。塗料が密着しやすい下地をつくることが目的です。
また、噴射した研削材を吸引・回収し、再利用できることも特徴です。
・ウォータージェット工法
ウォータージェット工法は、超高圧水を使って、コンクリートや金属表面の処理を行う工法です。
コンクリートの劣化部分を除去するはつり、耐震補強工事で必要となる表面処理、タンク・配管・船舶などの塗膜剥離や洗浄に使われます。
作業対象へ水を当てればよいという単純なものではありません。
必要な部分を適切に処理するためには、対象物の状態や作業目的を確認し、機器の特徴を理解して扱う必要があります。
当社のインフラ整備士は、こうした機器の知識と操作技術を身につけ、現場に応じた作業を行います。
■道路・高速道路では何をするのか
道路や高速道路では、白線の消去、路面清掃、ガードレールの表面処理、コンクリートの劣化部分の除去などを行います。
道路の白線を引き直す場合、古い白線を取り除き、次の施工を行える状態へ整える必要があります。
橋梁やガードレールなどの金属部分では、表面に発生した錆や汚れを除去します。塗り替えを行う前の下地をつくることも、当社の役割です。
また、道路に使われているコンクリートでは、表面の目詰まりや劣化部分を除去する作業があります。
道路を利用する人からは見えにくい作業ですが、補修工事を進めるための重要な工程です。
同じ道路の現場でも、白線、路面、ガードレール、コンクリートでは、作業対象と目的が異なります。インフラ整備士には、現場の指示を確認し、対象物に合った方法で作業することが求められます。
■橋・工場・船舶では何をするのか

・橋の現場
橋の現場では、橋脚などのコンクリートのはつり、橋桁の塗膜剥離や塗り替え、ジョイントや支承を交換する際の削孔などを行います。
コンクリートのはつりでは、劣化した部分をウォータージェットで除去します。
橋桁などの金属部分では、古い塗膜や錆を取り除き、塗り替えに適した状態へ整えます。
橋を新しく架ける仕事ではありませんが、現在使われている橋を補修し、長く使い続けるための工程に関わります。
・工場の現場
工場では、タンクや配管の劣化塗膜の除去、配管・チューブ内部の洗浄、煙突外面の塗膜除去や内部洗浄などを行います。
外から見える部分だけでなく、設備の内部を洗浄する作業もあります。
道路や橋とは対象物の形状や周辺環境が異なるため、工場設備に合わせた作業手順を確認する必要があります。
設備工事や工場勤務の経験がある方にとっては、タンクや配管など、これまで触れてきた設備の知識を活かせる場面もあります。
・船舶の現場
船舶では、船体や甲板の劣化塗膜の除去、タンク・配管の塗膜除去、配管や甲板の腐食部分への対応などを行います。
同じ塗膜除去でも、橋桁と船体では作業場所や周囲の環境が異なります。
機器の基本的な知識に加えて、その現場で決められた安全ルールや作業手順を理解することが必要です。
道路・橋・工場・船舶を支える仕事に興味を持った方は、当社が手がける工事を詳しくご覧ください。
■現場が変わるから身につく知識も広がる
当社の仕事では、現場によって対象物や作業内容が変わります。
道路では白線や路面、ガードレール、コンクリートを扱います。橋では橋脚や橋桁、工場ではタンクや配管、船舶では船体や甲板などに関わります。
対象が金属なのかコンクリートなのかによっても、確認する部分は異なります。
金属であれば、錆や塗膜の状態を確認します。コンクリートであれば、劣化部分や除去する範囲を確認します。配管やチューブであれば、内部の状態を意識しながら洗浄します。
同じウォータージェット工法でも、はつり、剥離、洗浄では作業目的が違います。循環式ショットブラスト工法でも、単に塗膜を除去するだけでなく、次の塗装工程を考えて下地を整えなければなりません。
覚えることは多くありますが、その分、一つの対象物や一つの作業だけに限られない知識を身につけられます。
当社は、茨城県神栖市を拠点に全国各地で活動しています。出張期間は1か月から最長半年程度で、求人情報では1年間の合計で約8か月が出張先での勤務となる見込みです。
案件の規模はさまざまですが、平均すると3〜4か月程度です。複数名のチームで、一つの現場を進めていきます。
出張が多い働き方であるため、誰にでも合うとは限りません。
一方で、一つの地域や設備に限定されず、全国のさまざまなインフラに関わりたい方にとっては、多くの現場を経験できる環境です。
■未経験から幅広い現場に関わる技術者を目指せる
当社の仕事は専門的ですが、入社時点でウォータージェットやショットブラストの経験がなくても応募できます。
業界未経験者は、現場での積み込みや積み下ろしなどの補助から始めます。
仕事の流れや安全ルール、道具の扱い方を学び、少し慣れた段階で、比較的圧力の低い機器を使った洗浄に取り組みます。
最初からすべてを任せるのではなく、段階的に知識と技術を身につけていきます。
当社では、一人ひとりのスキルに合わせた研修を行い、専門技術を身につけるための資格取得費用も会社が負担しています。
この仕事に向いているのは、最初から何でもできる人だけではありません。
分からないことを確認できる人、教わった手順を守れる人、周囲と協力できる人、新しい現場や技術を前向きに学べる人も活躍を目指せます。
道路・橋・工場・船舶。扱う対象が変われば、覚えることも増えます。
だからこそ、同じ作業だけを繰り返すのではなく、さまざまな現場を経験しながら専門技術を身につけたい方に適した仕事です。
全国の現場で経験を積み、インフラを守る技術を身につけたい方は、現場作業員の募集要項をご確認ください。

